NFTがなぜ価値が付くのか?
2022.05.10 ✎ Wrote by Takuro Nakayama
NFTはなぜ価値がつくのか?
インターネットではpngやjpgの画像データはコピーが容易ですし、ネット検索すればいくらでも手に入るフリー素材なので価値がないものとされていました。
NFTは画像一枚に価値があるのではなく、ストーリー性が高い、もしくは人気があるクリエイティブなものに希少性という価値をつけられるから資産価値になるという形です。
複製ができない
例えば漫画やゲームのキャラクターや作品そのものの画像にはクリエイティブさという価値があっても、今まではインターネット上の画像になった時、無限にコピーできるので資産価値がつかないという構造でした。NFTもいろんな作り方がありますが、フルオンチェーンのNFTの場合、文字通り複製ができないものとなります。
総量が限定されている、もしくは唯一無二である
一方「モナリザ」の絵が高いのは、そこにストーリーがあり本物が一つしかないという事実があるからです。これが複数あったら今ほど一枚に価値がある状態にはならないのです。「金」に価値が付く理由は埋蔵量が決まっているということです。モノの総量が決まっているため、誰がそれを所有しているか、権利を持っているかというところに価値がつくわけです。
BeepleのNFT作品が約75億円で落札。現存アーティストのオークション記録第3位に(美術手帖)
BeepleのNFTに75億円の価値がついたのは、落札された「Everydays – The First 5000 Days」は、Beepleが13年以上の歳月をかけて制作した5000枚の作品をコラージュしたエクスクルーシブなものだった、という背景ストーリーがあります。
NFTはどのように?
NFTでやるメリット
・運営がいない、ユーザーと同じフラット感
・決済手数料やクレジットカード決済など中間マージンを抜き機関がなくなる
・物理コストを無くせる
・グローバルに支援が集まる
・決済に信用性がある
持っているコレクションにより、自己アイデンティティを持てる、
コミュニティに参加していることを見せたり、格好つけたり、自慢できるもの(Flexというスラングもあるらしい)
コミュニティを価値の源泉にする