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DAOは新しい組織の形になり得るのか?

2022.05.15  Wrote by Takuro Nakayama

DAOとはなんだろう?

DAO(Decentralized Autonomous Organization:分散型自律組織)については、Ethereumの開発者であるVitalik Buterinが2014年に書いたDAOについて言及している記事で、「中央にスマートコントラクトという自動化されたシステム」とされています。

ブロックチェーンでスマートコントラクト上にルールや決め事を作り、人・モノ・金をフラットに動かせる仕組みは、確かに新しい時代の組織の形として考え得る実験的な仕組みだといえます。

特にWeb業界のようにほぼリモートで業務が完結するようになると、そこに人の判断や感情を入れるより、この作業に対してこの報酬という形が自動で行われる方が公平に感じることも多いかもしれません。

今はいろんなDAOプロジェクトが立ち上がり、DAO組織の適正な形が試されています。ただ多くのプロジェクトではそこまで自動化されているDAOというのは少ないようです。

 

ビットコインはDAOの完璧なモデルケース

最高のDAOの形はビットコインです。ビットコインはユーザー増えることによりセキュアになり、そしてより価値が上がるインセンティブ設計と持続的な経済の仕組みは、真ん中が自動化されていて、その思想や価値に惹かれてそこに人が集まるというまさにDAOの完璧の形です。

 

DAOで組織はどのように変わるか?

DAOのコアの部分がスマートコントラクトのシステムで自動化されていて、人や組織、場合によっては小さなDAOがフラットな状態で、コントラクトにそったサービスを提供するという世界です。
あるプロジェクトがDAO化されシステムが大きくなる場合、大きいDAOの下には小さなDAOが集まって、人・もの・金が全てシステムの中で、民主的に決められたり分配されたりするようになります。例えば行政や自治区などのものがDAOで運営されるケースが生まれてくると思っています。より民主的でその地域圏での経済を循環させるモデルケースを全ての市民がフラットになり創れたら、新しいステージの社会が生まれる可能性があります。

 

働き方の概念も変わる

DAOはDecentralized なので、中央で管理する人がいません。DAOに参加する人は基本的に投資する資本家でもあり、そのDAOの価値を上げるための労働者でもあります。資本家と労働者がインテグレートされていき、みんなが資本家でもあり労働者でもあるというフラットな組織になります。
労働者が自分の資本価値を上げるために労働し、しっかり価値を生み出した人に平等に報酬が分配され、信用が付与されるようになると、貧困や不平等のようなものが解消されていくかもしれません。
全ての人が資本価値を上げるために労働するという世界になると、皆がオーナーシップとリスクを共有している状態であり、フラットであり、どのようにコミュニティに貢献した人を評価するかも話し合いの上民主的な方法で決定されていきます。コミュニティの理念に沿った文化を実現させ、コミュニティが自分に合わないと思えば、フレキシブルに変更したり、複数のコミュニティに属するというように。個々の幸せの選択肢を持っているという世界ができるのかもしれません。

一方でDAOが機能するということは完全な実力社会の到来でもあります。Web3全般が「偽名経済」と呼ばれるように、現実の世界での国籍、年齢は一切関係なくどれだけそのコミュニティに貢献できたが成果として問われる世界になる、バックグラウンドに左右されずに貢献した人に予めプログラムされた、公平な報酬分配がされる形になります。

 

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