2019年の始まりに考えていること

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2018年の振り返り

2018年は年始めのビットコインを始めとするブロックチェーン周りの盛り上がりが、コインチェック事件を機に一気に冷めて、仮想通貨だけではなくスタートアップやエンジニアもマーケットから撤退していくのを見ました。先進的なテクノロジーも周辺の技術や市場やユーザーのリテラシーが揃っていないと単なるおもちゃになってしまう、ということでしょうか。しかし、中国、アメリカがブロックチェーンへの資金や技術を投下しているのを見ると、政治における技術選択への先見性みたいなものも今後大きく差になって現れるのではないかと思っています。

そのほか2018年はTikTokのようにより手軽に誰でも動画発信できるメディアの登場や、Oculus GoやV-Tuberのように新しい仮想メディアの輪郭がくっきりしたりと、世の中の人の言語感覚や意識などの変化を感じる瞬間が多くありました。

会社としては本社移転や事業譲渡、働き方のいろんな施策の実施、人材の入れ替わりなど新しいことというより、現状からより生産的な集中と選択のトライを試行錯誤したと思います。常に社会に価値を生み出す事業を作りたいと思っているものの、時折、お金を稼ぐことが目的化していると感じる瞬間も多くあり、起業以来、初めてという大きさの挫折感を味わった年でもありました。

その都度、取引先の社長さんに前向きになれる言葉をいただいたり、スタッフのフォローや小さな子供の成長に心が救われり、いろんな助けがあって2018年をくぐってこれたんだなと感じています。(本当にみんな、ありがとう!)

 

2019年は”ゼロからスタート”

2019年は「0(ゼロ)から(始めるように)スタート」という気持ちです。良い表現が見つかりませんが、0ベースで価値を生み出すことを考えていきたいと思います。0からですので、今までやってきたことを捨てたり、新しく構築し直すことも含め、もう一度組み上げていくつもりです。もちろん会社なので、今までの事業や取引先については継続するわけですので、何もかも0という訳ではありません。しかしどんな価値をスタッフや顧客に提供したいか、それは10年単位で価値を生み出せる事業か、組織として価値を生み出せるか、もう一度考え直しながら選択しスタートしていきたいと思います。

2019年は年末の株大暴落などのニュースもあり、多くの著名な方の予測を見ると、不景気の話や経済的に大きいインパクトが起きると言われています。実際そのようになるのかもしれません。

2008年のリーマンショック時には起業していたので当時の営業の大変さは覚えいているつもりです。しかしだからこそそうなってもどうしたら社会から必要とされる組織になれるか、新しい価値を生み出せる企業になれるか、悩みながらも取り組みたいと思います。

 

年明け早々、スタートトゥデイの前澤さんのお年玉キャンペーンのツイートが話題になっています。

前澤さんはマーケッターとしても素晴らしいし、ビジョナリストでもあると思います。そして人に夢を見せることができる才能もある人だなと思います。

 

「この国には何でもある。ただ、『希望』だけがない」

希望の国のエクソダス (文春文庫)

村上龍の「希望の国のエクソダス」の中の台詞ですが、今の日本が抱える一番の課題だと思います。そして特に地方においてこの深刻さをまだ多くの人が感じていないのか、感じないようにしているのか、何れにしても多くの人がまだ実感していないと思います。

人が希望を持てるような社会するため、自分が貢献できることは何か?

そのようなことをこの一年考えていきたいと思います。

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