長く広いGIFアニメの世界

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引用:瀬川三十七
 
こんにちは。
中澤です。
 
私がここ数年気になっていたGIFアニメーション。
昔からバナーなどで使われているGIFですが、ここ数年で簡単に作れるツールも増え、GIFアニメの投稿サイトもでき、個性的な作品が増えてきていますよね。
 
こちらは瀬川三十七さんが手がけた浮世絵を素材にしたGIFアニメーション「動く浮世絵」として話題になりました。教科書などで見たことのある浮世絵に、セグウェイに乗る女性がいたり新幹線が走っていたりと現代的要素がうまく盛り込まれたミスマッチ感が目を奪われてしまいますね。
今回は、 最近また熱が増しているGIFアニメーションについてお話ししたいと思います!
 
 
 

GIFアニメーションとは・・・

GIFアニメーションとは、動く画像・・・ひとつひとつの画像をつなげたパラパラマンガとでもいいましょうか。
GIFアニメは1990年代に登場しました。当時のインターネット通信速度では、現在のように動画も音楽も再生できない時代。
画像ファイルの拡張であるGIFアニメ、「動く画像」は当時としては画期的であり、作成も手軽なことから多くのホームページで利用されてきました。
しかし、GIF画像であるため「256色しか使えない」、「音声がない」などいったデメリットがあったため、その立場はゆっくりとflashにとって変わられます。
 
 
 

GIFアニメーションのブーム再来?

Flashの登場やYOUTUBEやニコニコ動画などの動画配信サイト全盛期に廃れたと思われたGIFアニメですが、ここ数年でまた光が・・・。
2008年にスマートションが発売されてから、ティーブジョブズによる声明、Thoughts on Flash公開され、iPhone/iPadではFlashをサポートがなくなったこともあり、様々なサービスでGIFアニメを見直す動きが見られました。
2014年ごろTwitterでGIFアニメが自動再生されるようになり、今年2月にはGIF検索機能が追加されVine同様にinstagramやFacebookなどのSNSを見ている時に、そのままタイムライン上で再生されるようになりました。
クリックして動画を見るという手間がない魅力的な手軽さと静止画と同じ投稿方法で表現の幅が広がるということで利用も増え、
また、動くLINEスタンプの登場から動く画像というものがまた身近なものになった気がします。
このように、GIFアニメに向けられた光の裏にはスマートフォンやSNSのサービスの向上も要因として考えられます。
 
 
 

素敵なGIFアニメの数々

今ではたくさんのGIFアニメがありますが、私がいいなーと思った作品をご紹介いたします!
 
 
 

落穂拾わない


飛ぶんか〜い。仕事しろ〜。
 
 
 

Peter Marquez


笑わせるだけでなく、いろんな感情ができてくるものもあります。
 
 
 

Francesco Romoli


 
「GIF動画はれっきとした芸術スタイルだ」という考えに賛同したロンドンの現代美術専門美術館サーチ・ギャラリーはGIFを「Motion Photography(動きのある写真)」と表現し、優れた制作を奨励するために、「Motion Photography Prize」を設けました。
こちらは、「人」部門で評書されたPeter Marquezの作品です。
 
このように様々な方面でその価値が見直されてきているGIFアニメーションは、アイキャッチ力は静止画より各段に高く、ビデオよりも容量が軽い。
今ではPCだけでなくスマホサイトにも活かすことのできる有用な画像フォーマットです。
もうすでに廃れたものという認識から脱し、むしろ新しい表現手法としてWEBサイトや作品に取り入れてみてはいかがでしょうか。
私も、すっかりGIFアニメの世界に魅了されてしまいました・・・。
なので次回は、実際にGIF動画を作ってみたいと思います!
 
タイムリーではありますが、この度、GoogleのChromeブラウザが年内にもFlashコンテンツのブロックを開始すると・・・。
ただし、YouTubeやFacebook、Yahoo.com、Amazon.comなど特定のトップ10サイトのみ、1年間はFlashが実行されるとのこと。
 
日本ではニコニコ動画がFlashに依存しているので、今後の対応はどうなっていくのでしょうか。

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