【長野県民必見!】県内を出張公演する「風の劇場」の宮沢賢治作品が子供でも楽しめる理由

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こんにちは、宮地です。

寒くなってなかなか中々外に出るのも億劫になる季節になりました。

そんな冬、私は松本にある、なんだか立派な劇場のまつもと市民芸術館で行われているプロジェクト、まつもと演劇工場に週末になるとフラフラと出かける日々が続いています。

その演劇工場では、演劇がいわゆる「市民」によって、せっせと創られているのですが、今年は宮沢賢治をモチーフに、継続して演劇工場に参加されてる有志のみなさんが、長野県の小さな町に演劇を持っていくと言う出張公演(アウトリーチ)を試みているようです。

というわけで、私は先日、その第一弾である松本市、波田の盛泉寺の出張公演を観てきました。

身近で気軽に観れる「風の劇場」

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(※ちなみにこれからお届けする舞台写真については11/23まつもと市民芸術館で行われたチャオ・バンビーニ!公演のもので、盛泉寺公演のものではありません)

「風の劇場」と名付けられたその公演は、ふらりと現れ、さあっと去っていく。

身軽で気楽で少し不思議な演劇との巡り合い。

「ケンジ旅行記」とタイトルで県内4箇所、あちらやそちら、色々のところにいる「あなた」を訪ねて、「あなた」と共にそこに劇場を出現させ、ちょっとした冒険に誘おうと、演出である工場長の加藤直さんが、当日の挨拶の文章で触れておりました。

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今回会場となる公演場所は、450年続く歴史あるお寺の本堂。

波田駅から車で5分ほど山の方に登った小高い場所にお寺はありまして、その日は美ヶ原がきれいに見渡すことができましたよ。

時間になると、あちらからこちらから、子どもたちからお年寄りが集まり始め、本堂はいろんな世代の人でいっぱいになりました。

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演目は「革トランク」 「星めぐりの歌」 「注文の多い料理店」。

この三つの作品を演者が楽士もつとめながら、歌い、奏でる語り芝居というふうに進んで行きます。

美術も正方形のパンチカーペットにトランクと台などといった、どこにでも持っていけるようなシンプルな作り。

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はじめきょとんとしていた、保育園ぐらいのちいさい観客も、難しそうな顔していたおじいさんも、なんだかわからないけど、目の前で何かが始まって、いつのまにか巻き込まれて世界に入っていくようでした。

終わった後、観客は珍しがって、それぞれにいろんなことに思いを馳せて寺を後にしてゆくのです。

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まだまだ動き始めたこの座組。

年代も生活環境も異なる、でこぼこな座組であります。

ましてや、演劇をやってきた年月よりも、違うことに絶やした年月の方が多い人たちばかりでしょう。

それはきっと、演劇を観ている観客との感覚も距離が近い分、面白いものが関係性の中で生まれていくのではないかと、私は期待しているのです。

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今後の予定

この公演、あと松本の四賀と奈川、そのあとレタスで有名な川上村での公演がございます。

なんと奈川は演劇がやってくるのは初めてのことなんだとか・・・

演劇って一種のエンターテイメントや娯楽として捉えられたりすることも近年多くあるけれど、もっと、多様で人と人との在り方や、関わり方をダイレクトに感じとり、オンラインの社会になりつつある現代で、大事な部分を見つめ直させてくれます。

人と人の出会いの数だけ「劇場」があり、そこのその時を「劇場」にする試み、興味を持ちましたらそこの「あなた」も風に吹かれて、風の劇場にひょっこり出会ってみてはいかがでしょうか?

詳細はこちら

3月には私含め、まつもと芸術館で宮沢賢治を巡る劇場の旅に出ます。→http://www.mpac.jp/event/drama/18832.html

今年は松本の冬はそんな感じで沸々しております。

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