2023年3月28日から、経済産業省が中小企業や自治体、商工業、農林水産業、サービス業などに対して、IT導入補助金の受付を開始しました。この補助金は、新型コロナウイルスの影響によるデジタル化の進展に対応し、IT導入による業務改善や生産性向上を目的としています。

IT導入を進めることで、業務の効率化や生産性向上を促進するために、大きな支援となることが期待できます。例えば、業務処理を自動化することで、作業時間の短縮やミスの削減が期待できたり、生産性を向上させることが可能になります！

その他にも、補助金を使ってECサイト（ネットショップ）を導入することもできます。売り上げを実店舗だけに頼らず、全国規模で販売できるECサイトの導入をお考えの方は、この機会にぜひこのIT導入補助金を活用してみてはいかがでしょうか。

IT導入補助金の申請条件

「IT導入補助金2023」は令和5年3月28日（火）から申請受付開始されます。

補助金の申請条件は、以下の通りです。

・法人であること
・中小企業者等であること
・補助対象となるIT導入を行った場合に、業務効率化、生産性向上、顧客管理等が期待できること
・申請期間内に補助金の申請を行うこと

上記を満たしていれば、申請可能な場合があります。

補助対象となるIT導入

補助対象となるIT導入は、以下のようなものです。

・WebサイトのリニューアルやECサイトの構築
・クラウドサービス導入
・セキュリティ対策の強化 　など

補助対象について

補助対象については、大きく分けて3つの枠（通常枠・セキュリティ対策推進枠・デジタル化基盤導入類型）があります。

1.通常枠

2.セキュリティ対策推進枠

3.デジタル化基盤導入類型

上記の表にあるもの以外でも複数社連携IT導入類型というものがあり、複数のIT導入を組み合わせて申請する型もあります。どの型に当てはまるか・どのように申請するのが良いか専門知識が必要となります。

IT導入補助金の申請スケジュール

IT導入補助金の申請スケジュールは、下記の通りです。

■2023年3月28日（火）受付開始～終了時期は後日案内予定

詳細：https://www.it-hojo.jp/schedule/

申請の締め切りについては、下記の通りです。

上記スケジュールに記載されている、「17:00まで」と記載されている各種申請・提出については、締切日当日の17：00を過ぎると、申請マイページあるいはIT事業者ポータルから事務局への申請・提出はできなくなります。ご注意ください。

また、締切の直前は、申請マイページやIT事業者ポータルへのアクセスが集中するため、画面遷移やSMS認証などに伴う接続時間が通常よりも長くかかることがあります。そのため、各種申請・提出は時間に余裕をもって行うようお願いします。

なお、締切時間を過ぎた場合には、理由に関わらず受付対応がされませんので、ご注意ください。

中小企業・小規模事業者等のみなさまの申請手続き

1.IT補助金導入事業を理解する

最初に補助事業を理解しましょう。

補助金のポイント

• 補助金によって、「目的」や「仕組み」が異なります。
• 補助金は、必ずしも全ての経費が交付されるわけではありません。
• 補助の有無や補助金の金額については、「審査」があります。
• 補助金は「後払い（精算払い）」であり、検査後にはじめて受け取ることができます。

2.導入したいITツールの選択

自社の業種や事業規模、経営課題に沿って、導入したいITツールを選びましょう。

選んだら、公募要領・申請書を確認のうえ、申請書として必要書類一式を事務局に提出します。

3.「gBizIDプライム」アカウントの取得等

申請には、gBizIDプライムアカウントの取得が必要で、「gBizIDプライム」アカウント（ID・パスワード等）を取得しましょう。
gBizIDプライムを持っていない場合は、「gBizID」ホームページより取得できます。
※gBizIDプライムアカウントID発行までの期間は、おおむね2週間。早めの申請手続きが望ましいです。

gBizIDプライムを取得後は、「みらデジ」ポータルサイト内にgBizIDで登録し、「経営チェック」の実施をします。

「みらデジ」は、中小企業庁が実施する中小企業・小規模事業者等の経営課題をデジタル化により解決することをサポートする制度です。

4.交付申請・採択

IT導入支援事業者と商談を進め、交付申請の事業計画を策定します。

採択事業者が決定され結果が事務局から通知されます。 採択後は、補助金を受け取るための手続き（「交付申請」と言います）が必要となります。その内容が認められたら「交付決定（補助事業の開始）」となります。

5.ITツールの発注・契約・支払い（補助事業の実施）

交付申請を完了し、事務局から「交付決定」を受けた後に、ITツールの発注・契約・支払い等を行うことができます。

補助金の対象となる経費については、領収書や証拠書類をすべて保管しておきましょう。

※交付決定の連絡が届く前に発注・契約・支払い等を行った場合は補助金の交付を受けることができませんので、ご注意ください。

補助金交付手続き

事業実績報告が完了し、補助金額が確定すると、『申請マイページ』で補助額を確認できるようになります。その内容を確認した後に補助金が交付されます。

事業実施効果報告

事業実施効果報告は、定められた期限内に補助事業者が『申請マイページ』より必要な情報を入力し、IT導入支援事業者の確認を経て、提出します。

以上で、IT導入補助金申請の一連の流れは終了となります。

まとめ

IT導入補助金の申請期間は、2023年3月28日から開始されます。IT導入補助金の申請は工程が多いので大変ですが、申請が通れば、事業にとってIT化が進み、業務の効率化が可能になります。

申請にあたっては、申請条件や補助対象となるIT導入の内容をしっかりと確認してから申請手続きを行うことをおすすめします。

なお、このような煩雑な申請手続きは、専門家のサポートがあればスムーズに進めることが可能です。当社では、専門家によるサポートを行っています。

「申請についてよくわからないので相談に乗って欲しい」

「申請が面倒だから代行してほしい」

「IT事業者補助金を活用してECサイトを作って欲しい」

などのご要望がある方は、補助金申請経験豊富な専門家がお答えしますので、お気軽にご相談ください！