【2023年12月】Z世代のスクリーンタイムの調査レポート/2023年の急成長したブランド/2024 年の AI に関する予測 etc…

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テクノロジーやマーケティング、トレンド、カルチャーなどのニュースをMonthlyで紹介する本シリーズ。2023年12月に社内で話題になったTOPICをダイジェストします。Weeklyで更新を予定していきます。

▼目次

Z世代のスクリーンタイムの調査レポート

DCDX 3rd Annual Gen Z Screen Time Report 2023

アメリカのZ世代のスクリーンタイムを調査したレポートをZ世代へのマーケティング支援をしているDCDXが発表しました。

  • 1日平均のスクリーンタイムは7時間7分、昨年より6.5%増
  • 1日平均の閲覧回数は154回と昨年から7%減、金曜日が一番見ている
  • 1日平均221回の通知を受け取っている
  • 15〜20歳と21〜27歳での利用時間の場合、15〜20歳の方が利用時間が長い
  • 男女で見ると女性の方が利用時間が平均2時間近く長い
  • 最も利用時間が長い上位5%は1週間で平均96時間利用しており、最も利用時間が低い下位5%は週次で20時間弱の利用。
  • Z世代が利用しているアプリ
    1位:TikTok (8時間59分)
    2位:Instagram (7時間41分)
    3位:Messages (3時間48分)
    4位:YouTube (3時間36分)
    5位:Safari (2時間9分)
    6位:Snapchat (1時間37分)
    7位:Facebook (41分)
    8位:𝕏 (40分)
    9位:Maps (34分)
    10位:Spotify (33分)

特筆すべきこととして、TikTokとInstagramはトップ2で、他のSNSとの差を大きく広げています。TikTokはInstagramを超えて利用時間でトップになっており、特に女性の利用時間がかなり高くなっています。一方でInstagramは男性の閲覧回数がかなり上がっており、男性の利用時間においてもTikTokを超えています。YouTubeは21〜27歳のユーザーで閲覧回数は上がったが、15〜20歳ユーザーからの閲覧回数が下がっている状態です。

その他としてはBeRealが今年は164位ランクダウンと利用者数が昨年よりもかなり落ちています。一方でTumblrは16位ランクアップで33位と人気が上がっているというのはタンブラー世代にとっては嬉しいニュースでした。

2023 年の急成長したブランドのレポート

Fastest Growing Brands Report 2023

データコンサルティングをしているMorning Consult が「急成長ブランド2023」を発表しました。

2023 年に米国の成人全体で急成長しているブランド トップ 10

  1. ChatGPT
  2. Starry
  3. Zelle
  4. Shein
  5. Twisted Tea
  6. Southwest Airlines
  7. OpenAI
  8. Facebook
  9. Instagram Reels
  10. Coke Zero Sugar

Z世代の成人向けに急成長しているブランド トップ10

  1. Kraft
  2. NYX Professional Makeup
  3. Holland America Line
  4. Modelo Especial
  5. ChatGPT
  6. Clinique
  7. Keystone Light
  8. Planet Fitness
  9. Google Workspace
  10. Fox Nation

X 世代向けに急成長しているブランド トップ 10

  1. Zelle
  2. ChatGPT
  3. Harley-Davidson
  4. StubHub
  5. Jeep
  6. Booking.com
  7. Grubhub
  8. Twisted Tea
  9. Hilton
  10. Starry

団塊の世代にとって急成長しているブランド トップ 10

  1. Southwest Airlines
  2. Lipton
  3. Google Search
  4. Ruffles
  5. YouTube Shorts
  6. Nestlé Pure Life Water
  7. Gain
  8. Zaxby’s
  9. CVS CarePass
  10. Diet Pepsi

ChatGPT が 2023 年を通じて見出しを独占していており、今年最も急速に成長しているブランドの 1 つになっています。

Liquid DeathがFortniteでリキッドデスフォートナイトマップをローンチ

MURDER MOUNTAIN NOW IN FORTNITE

Liquid Death(リキッドデス)がFortniteでリキッドデスフォートナイトマップ「マーダーマウンテン」をローンチしました。Fortnite内で「Liquid Death」を検索するか、UEFN コード 8498-5199-9768 で体験可能ということです。

デスメタルバンドのようなデザインの缶で、中身は100%水というユニークなブランド、Liquid Death。「ただの水」ではありますが、Liquid Deathはソーシャルを中心に体験価値を創り出しており、彼らのマーケティング手法は新しいブランドが体験をどう作っていくことができるのか、「価値の創造」の参考になるケーススタディになります。

ゲームによりユーザーにブランド体験を提供する事例は、NIKEやGucci、GAPなどのブランドがRobloxで体験を提供するなど、決して新しいケースではありません。しかしLiquid Deathの世界観を今回のゲームのコンテンツでも楽しめる形になっており、今後ブランドにとってゲームという領域が体験価値の提供の場になっていくことになりそうです。

Netflixもゲームコンテンツの配信に力を入れてますし、MicrosoftもMinecraftやXboxのプラットフォーム化を進めています。ゲームのエンターテイメント性を通したIPコンテンツの流通やユーザー体験の提供は、ブランドだけでなく今後多くの企業が参画してゆき、可処分時間の奪い合いが加速しそうです。

2024 年の AI に関する予測

8 predictions for AI in 2024

Tech Crunchが2024 年の AI がどのように展開してくか予測する記事を書いていました。

  • OpenAIがプロダクト会社になる
  • ビデオや音楽への生成AI技術が成長
  • LLM の限界がより明確になる
  • AI ツールからかなりの顧客が撤退する
  • Appleも参入
  • AIに関係する訴訟案件の増加
  • AI コンプライアンス業界が新たに繁栄する
  • 2024 年のアメリカ大統領選挙、AI が事態をさらに悪化させる

OpenAIが始めるGPT StoreではAppleのApp Storeのようにユーザーが作ったアプリを売買できるようにになり、AIのアプリのプラットフォームになる可能性があります。

また、生成AIでは2023年は実験的に利用されていましたが、2024年には動画制作や音楽制作などの現場においては、実際の商用として活用されていき、ビジネスにおいても不可欠な存在になりそうです。例えば、アニメーション制作でも生成AIはすでに取り入れており、古いアニメーションをリプロダクションするなどの事例などがあります。人の手がかかりコストが高かった制作現場で導入されて市場を寡占していくものと考えられます。

Open AIのChatGPTにおいては、GPT4.5にアップグレードしているのではと噂されており、とても進化が早く、2023年だけでも技術が数ヶ月単位で更新されてきました。

一方で世間のAIへの期待値と実態が伴わず顧客が撤退するのではという予測されています。2023年においては企業もテスト的に使っていましたが、これから実際にビジネスに使われていく中では、著作権の問題や知財における課題が発生することは予測できます。また2024年のアメリカ大統領選挙で生成AIが本格的に使用されていくと思われており、民主主義というデリケートな課題に対してAIがどのように課題になるのかが見えてくるのかもしれません。

FigmaとAdobeが合併案を断念

Figma and Adobe are abandoning our proposed merger
Figma Grew Fast Even as Executives Failed to Clinch Adobe Deal

規制当局による審査が始まってから15か月が経過し、FigmaとAdobeは、提案されている買収が規制当局によって承認される道筋を見出せず破談となりました。Figma CEOのDylan Fieldは「15ヶ月にわたる集中的な検討を経て、Adobe と Figma は本日、規制当局による取引の承認への道筋が見えなくなったため、保留中の合併を終了することを決定しました。」とコメントしています。

FigmaをAdobeが買収することは2022年9月に発表。買収額は当時のレートで$20B(約2.9兆円)で、2023年内に買収完了を見込んでいました。欧州委員会や英国などの規制当局がこれだけ長期間に渡って判断を保留することは異例中の異例だということです。

今回の破談はFigmaとその投資家からすると大きな打撃になることは間違いありません。2023年は2022年より40%以上成長していて、2025年以降の上場が期待されています。しかしAdobeによる提示されいていた$20Bの時価総額に達することはないと考えられています。

2023年の米国10代のソーシャルメディアの利用調査

Teens, Social Media and Technology 2023

米国の10代を対象とした2023年のソーシャルメディア利用調査の結果レポートです。

  • 10代のおよそ 9人が YouTube を使用
  • 13歳から 17歳の十代の若者の大多数は、TikTok (63%)、Snapchat (60%)、Instagram (59%) を使用
  • 10 代の若者が Facebook と Twitter (X) を使用する可能性は 10 年前に比べて減少
  • 10 代の女性の方が、10 代の男性よりも Instagram を使用している
  • TikTok の利用は高所得世帯の 10 代と比較して、低所得世帯の 10 代のユーザーの割合が大きい
  • BeReal は、年収 75,000 ドル以上の世帯の 10 代の若者の間でより一般的に使用されている

新しいソーシャルメディアが生まれてきますが、YouTube、TikTok、Snapchat、Instagram は依然として10 代の若者の間で最も広く使用されているソーシャルプラットフォームです。

過去10年の頭の良い判断トップ10

The 10X Awards: Ranking the Winners and Losers of The Information’s First Decade

The Informationが過去10年の頭の良い判断トップ10を発表していました。そのうちのTOP3をご紹介します。

1位:SequoiaがInstagramとWhatsAppに出資
2位:MicrosoftがOpenAIに出資
3位:Netflixのオリジナル番組

1位のSequoiaは老舗のベンチャーキャピタルですが、当時全く売り上げがなかったInstagramに出資したことで、莫大なリターンを得ています。

2位のMicrosoftは自社のプロダクトにGPTの取り込みを加速させています。直近のSam Altmanの解任劇では、数兆円の資金を注ぎ込んでいるMicrosoftにとって寝首を掻かれる状態でしたが、CEO Satya Nadellaが素早く調整役を立ち回り、どう転んでもMicrosoftにとってはメリットになるような形を作ったのは印象的でした。

Netflixもストリーミングサービスでは唯一利益を出していることを考えると、オリジナルコンテンツを創り続けるという判断の先見の明を感じますし、リスクを取ることの大切さを学べます。

2023年をGoogle検索で振り返る

Year in Search: 検索で振り返る 2023

2023年のGoogle検索で検索されたキーワードを各カテゴリーでまとめたTOP5をGoogleが発表していました。

・News:War in Israel and Gaza
・Athletes:Damar Halmin
・Actor:Jeremy Renner
・Movies:Barbie
・Recipe:Bibimbap
・TV Shows:The Last of U
・Songs:アイドル – Yoasobi
・Musicians:Shakira

レシピ部門では「ビビンバ」は韓国のソフトカルチャーが浸透していることがわかります。またSong部門では、日本の「アイドル」YOASOBI がランクインしており日本のカルチャーがグローバルで検索されていることは良いことだと思いました。個人的には、ミュージシャン部門の1位に「シャキーラ」があり、懐かしいなあという感じがしました。

Google、Androidアプリストアにおいて反トラスト法に違反

Google’s App Store Ruled an Illegal Monopoly, as a Jury Sides With Epic Games

12月11日、「Fortnite」の開発元であるEpic GamesとGoogleの訴訟において、GoogleがAndroidのアプリストアにおいて反トラスト法に違反していることを満場一致で判定しました。

Epic Gamesは、Googleがスマートフォンのメーカーや通信事業者、アプリ開発者に対し、米国のAndroidスマートフォンへのダウンロードの95%以上を占める「Google Play ストア」との競争を制限していると主張していました。

一方Googleは不正な行為を否定し、その唯一の目的はユーザーに安全で魅力的な体験を提供することにあり、特にアップルやiPhone、「App Store」との競争に直面していると主張しています。AppleはiOSを自社で「独占」しており、GoolgeのAndroid OSはスマートフォンメーカーにとってほぼ唯一の選択可能なモバイルOSとなっています。GoogleはGoogle Play ストアにおいて自社の課金システムを利用を義務付けており、売上の最大30%を手数料を徴収しています。

Epic Gamesは、並行してAppleとも裁判していますが、直近では敗訴しています。いずれにしても今後プラットフォーマーに対する規制は厳しくなっていくと予想されており、よりプラットフォーム内でのプラットフォーマーが登場してくるようになるのか、どのように分散化が進んでいくのか引き続き注視が必要です。

Google、「Gemini」のAPI提供を開始

It’s time for developers and enterprises to build with Gemini Pro

Googleは「Gemini」のリリースからわずか数日、デベロッパー向けに初期導入とフィードバック収集を兼ねたAPI提供を開始しました。提供しているのは、Webベースの開発者ツール「Google AI Studio」と、Google CloudのフルマネージドAIプラットフォーム「Vertex AI」です。

  • 1分あたり最大60リクエスト(60QPM)
  • 文字数ベースの課金

ノーコードの環境で、幅広いスキルレベルの開発者がGeminiを活用した検索エージェントおよび会話型エージェントを構築可能ということです。

現状はテストを込みの提供でフルサービスではないようですが、サービスリリースからAPI提供までのスピード感がさすがGoogle!という感じです。加えてGoogleの社員がこのようなAIツールを使いこなして業務の生産性を上げていることを考えると、私たち自身もAIを業務に取り込んで、生産性の向上や業務の効率性を上げていかないといけないと思いました。

Vision Proは記憶を再現する体験

I Saw My Life in iPhone Spatial Video on Apple Vision Pro

Vision Proの3D空間動画を見たCNET記者の体験レポート記事をご紹介します。

  • iOS 17.2 をアップデートし、iPhoneでの3D「空間」を記録する機能を追加している。 iPhone 15 Pro で3Dで撮影し、リファレンス体験ができるかもしれない
  • 写真は素晴らしく、Mac やテレビで見るのと同じかそれ以上に素晴らしかった
  • 空間ビデオの録画では、あまり動きすぎず、明るい場所に留まることを推奨されている

空間的な記録と再生にはまだ限界があるようですが、自分が体験したことを鮮やかに再現するリファレンス体験が今後3D空間動画の強力なコンテンツになる可能性がありそうです。

また企業は世界観をより体験を通して発信することが求められるようになってきているので、そのようないわゆる没入感のあるイマーシブ体験が今後どのように創り出されていくのか、興味深いと思いました。AppleはVision Pro は 2024 年初めに米国で発売開始予定で、春近くにはVison ProのApp Storeをリリースする予定です。

Instagram が2024年のZ 世代のトレンドを予測

2024 Instagram Trend Talk:From fashion and friendship to eras and icks, here’s all the trends Gen Z will be driving on Instagram in 2024

2023 年は世界をピンクに染めるバービーコアから、「ガールズディナー」の台頭まで、Z 世代の次の動きに影響を与えてきました。そしてInstagramは2024年のZ 世代のインスタグラム・トレンド・トークを予測した記事を発表しました。米国、英国、ブラジル、インド、韓国の Z 世代のトレンドを調査した包括的な調査レポートです。
 
持続可能なファッションの実践トップ5
 #1 新しい服を買わない
 #2 繰り返しの衣装
 #3 地元のショッピング
 #4 オンラインまたはリアルでの節約/または中古品の購入
 
2024 年の世界のファッション トレンド トップ 5
 #1 控えめな着こなし
 #2 倹約、ヴィンテージ、家宝
 #3 服装を繰り返して持続可能にする
 #4 意外な着方をする
 #5 DIYその他の項目

レポートを見ると、Z世代は服の選択で自分が快適であることを表現したいと考えていることや、「新しいヘアスタイル」や「スキンケア」についてはソーシャルメディアを主に参考にしていることがわかります。そしてZ世代の 4 分の 1 以上が自分の好きな香りを発見して、自分を表現したいと考えているようです。

SNSの利用についても、Z世代の大多数が「Instagramで有名人にDMを送ったことがある」と言っており、DMを送ることが彼らへのサポートと感謝を示すベストの方法であると考えているようです。そしてソーシャルメディアが友人や家族と近況を報告するためのツールであり、誰かと親しくなるための方法は、誰かのストーリーに「いいね」をしたり、DM でリールやミームを送信する、フィードの投稿に「いいね」をするという、アクションとつながっているようです。

Z 世代は、75% がファンダムに属しており、推し文化はグローバルな流れであることが分かります。

全体的にZ世代は、他の世代より「自分が大好き」で「自力で行動すること、自己研鑽することに対して自律的である傾向が高い」というのも、SNSネイティブの世代ならではかもしれません。

別のリサーチデータでもありましたが、インターネット上でオープンなソーシャルメディアにおいて、コミュニケーションでは、かなり心理的距離が近い人たちとDMなどのようにクローズドな形でコミュニケーションを選択していることは、Instagramのレポートにも出ており、今後のブランドや企業とZ世代とのコミュニケーション設計には大切なポイントだと感じました。

2023年のウィキペディアの記事閲覧ランキング

画像引用:Wikimedia

Announcing Wikipedia’s most popular articles of 2023

英語のウィキペディアは、今年だけで84億以上の閲覧数(PV)を記録しました。そして2023年の最も閲覧されたウィキペディアの記事のランキングを発表しました。

  1. ChatGPT 4,949万4,406pv
  2. 2023年の死亡者 4,266万6,860pv
  3. 2023年クリケットワールドカップ 3,817万1,653pv
  4. インディアン・プレミアリーグ 3,201万2,810pv
  5. オッペンハイマー(映画) 2,834万8,248pv
  6. クリケットワールドカップ 2,596万1,417pv
  7. J. ロバート・オッペンハイマー 2,567万2,469pv
  8. ジャワン(映画) 2,179万1,126pv
  9. 2023年インディアン・プレミアリーグ 2,069万4,974pv
  10. パターン(映画) 1,993万2,509pv
  11. The Last of Us(テレビシリーズ) 1,979万1,789pv
  12. テイラー・スウィフト 1,941万8,385pv
  13. バービー(映画) 1,805万1,077pv
  14. クリスティアーノ・ロナウド 1,749万2,537pv
  15. リオネル・メッシ 1,662万3,630pv
  16. プレミアリーグ 1,660万4,669pv
  17. マシュー・ペリー 1,645万4,666pv
  18. アメリカ合衆国 1,624万461pv
  19. イーロン・マスク, 1,437万395pv
  20. アバター: ウォーターウェイ, 1,430万3,116pv
  21. インド, 1,385万178pv
  22. リサ・マリー・プレスリー, 1,376万7pv
  23. ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー Vol. 3, 1,339万2,917pv
  24. ウクライナへのロシア侵攻, 1,279万8,866pv
  25. アンドリュー・テイト 1,272万8,616pv

ChatGPTは、英語のウィキペディアで今年最も人気のある記事、閲覧数(PV)で7,800万以上のPVがあったようです。今、人類がどのような事に関心があるのか分かる一事例として、興味深いと思いました。

ファンダムファッションは2023年の最大のトレンド

画像引用:NYLON

FANDOM FASHION IS THE BIGGEST TREND TO COME OUT OF 2023

2023 年に顧客がショッピング カートからチェックアウトした製品に基づいてトレンドを分析した結果、「ファンダムファッション」が最大のトレンドとなりました。2023年のポップ カルチャーでは、BeyoncéのRenaissance Tour、Taylor SwiftのThe Eras Tour、バービー映画などが挙げられています。

  • 7 月の Beis x Barbie コラボレーションの発売後、ピンクの鞄は 208% 増加し、9 月にはピンクのマニキュアが 99% 増加
  • ビヨンセのルネッサンス ツアーのメタリックが人気で光沢のあるアイテムの購入が大幅に増加。シルバーのカウボーイ ハットは 8 月に 1153%、シルバー ブーツ は 313%、9 月にはキラキラした網タイツが 224% 増加
  • テイラー スウィフトのエラス ツアーにより、フリンジシルエットやフレンドシップブレスレットなどの重要なアイテムを通じてIRLを結び付けている – フリンジドレスは6月に98%に増加し、ビーズキットも9 月以来 915% 増加

アーティスト側が数100万人ものファンのために、ソーシャルを通じて一体感を味わえるようなファッショントレンドを生み出しており、ポップカルチャーとして新しいファッションの流れを作り出している、と指摘しています。

日本でも推し活はZ世代の主要な消費活動となっており、ファンがインフルエンサーとなり、新しいファンや文化を創り出すという流れがあります。海外においてもこのファンダムの流れが2023年は顕著になったようです。

Threads、ダウンロードではX(旧Twitter)を上回る

Threads downloads return to growth as X adds Walmart to its advertiser exodus

Instagram Threadsは現在、少なくとも新しいダウンロード数の面ではX(旧Twitter)を上回っているようです。9月以降はXが2,700万の新規ダウンロード、Threadsは4,100万ダウンロードとなっています。新規ダウンロードの最大のドライバーがインドであり、新規ダウンロードの11.2%または920万を占めるようです。

OpenAI、Rain AIチップ5,100万ドルを購入することで合意

OpenAI Agreed to Buy $51 Million of AI Chips From a Startup Backed by CEO Sam Altman

OpenAIは、Sam Altman CEOが支援する新興AI企業Rain AIから同社が開発するAIチップ5,100万ドルを購入することで合意したと発表しました。Rain AIは人間の脳の特徴を再現することを目指したAIチップを開発しており、OpenAI CEO の Sam AltmanはRain AI に対して投資も行っていました。

Open AIはMicrosoft のAzureを活用していますが、ハードウェアの制約により ChatGPT の機能へのアクセスを定期的に遮断してきました。Sam Altmanは「AIの進歩のペースは新しいチップの設計と供給に依存する可能性がある」と述べ、脳をヒントにした NPU が潜在的に100倍のコンピューティング パワーを生み出し、トレーニング次第で10,000倍にもなると語っています。

現状AIのGPUが奪い合いになっており、NVIDIAの独壇場となっています。AIの進歩はチップの供給に依存しているので、Open AIにとってもAIチップの確保は悲願でもあります。人間の脳を再現するということが具体的にどのようなことができるのか現時点で不明瞭ですが、AIの革新により近づくための技術として注目です。

Black FridayでShopifyブランドは合計$93Bの売上を達成

They did it again! Shopify merchants break Black Friday record with $4.1 billion in sales

Shopifyは、Shopifyをカートシステムとして使っているブランドのBlack FridayとCyber Monday (BFCM) の売上を発表しました。期間中の合計が$93B(約12兆円)の売上を達成し、1分あたりにすると最高売り上げは$4.2M(約5,5億円)になるということです。これは昨年度と比較して22%増にあたります。
Black Friday中のピーク時にはアプリサーバーが1分間で6,000万リクエストがあり、1日で1.45億リクエストを処理が行われました。

今や日本においてもShopifyを利用する企業が増えています。Amazonと対抗しながら小さなブランドの売上を支えるShopifyの数字から、そのエコノミーの拡大を感じました。

また関連してShopifyの決済ツールShop Pay.を支える「Stripe」の今までの合計売上が、世界のGDPの1%占めるということをStripeのPatrick Collisonがツイートしていました。

小さなスタートアップから始まったサービスが、世界の経済に与えているインパクトの大きさを感じました。

TikTok、1分以上の長さの動画に注力

画像引用:The Information

TikTok Ignited a Frenzy for Short Videos. Now It Wants Longer Ones

短尺動画でソーシャルメディアを席巻してきたTikTokが、1 分を超える動画を投稿するよう、クリエイターに推奨していることが記事になっていました。

  • 数十人のクリエイターをニューヨークのオフィスに招待し、1分以上の長さの動画をさらに制作するよう動員することを目的としたプライベートイベントを開催
  • ユーザーはアプリの使用時間の半分を 1 分を超えるコンテンツの視聴に費やしている
  • 過去 6 か月間で、1 分を超える動画を投稿するクリエイターのフォロワー数の増加率は、短い動画のみを投稿するクリエイターの 5 倍となっている

InstagramのリールやYouTubeのショートは、この数年はTikTokのショート動画のインパクトに近づくために全力を尽くしてきました。しかしTikTokはよりユーザーのロイヤルティを上げるために長尺動画を増やしていきたいと考えているようです。

「YouTubeはTikTokに近づくために全力を尽くしてきたが、今ではTikTokもYouTubeに近づけようとしている」というのは、ソーシャルメディアがお互いに相似形になってきているのは面白いと思いました。X(旧Twitter)も収益化を目指してユーザーを増やすために、音楽や動画、物語、アートなど、ユーザー生成コンテンツのプラットフォームとして発展させることをElon Muskも語っており、従来のテキスト文化からTikTokに近い形に寄っていくことが見込まれています。

JPYCが三菱UFJ信託、Progmatと手を組みステーブルコイン拡張

JPYCが三菱UFJ信託、Progmatと手を組みステーブルコイン拡張と国内外SC交換業進出を計画

JPYCが三菱UFJ信託、Progmatと手を組みステーブルコイン拡張と国内外SC交換業進出するというニュースです。「JPYC」とは2021年1月に発行されている古参であり、一番多く流通している日本円ベースのステーブルコインだと思います。

JPYC株式会社は、Progmat Coinで発行された様々な国産SCや海外SCの「仲介者」として機能することを計画しており、実現すれば、ユーザーはMetamaskなどのウォレットを接続し、様々なステーブルコインと法定通貨(Fiat)の交換が可能になります。

ProgmatはEthereumベースに設計されている、セキュリティトークン(ST)、ユーティリティトークン(UT)、ステーブルコイン(SC)を異なるブロックチェーンで扱うことが可能なシステムです。2023年10月、三菱UFJ信託銀行のデジタルアセットプラットフォーム「Progmat(プログマ)」が独立し、Progmat,inc.が誕生しました。ナショナルインフラとして日本がクリプトにおいて世界でどれだけイニシアチブを取ることができるかというプロジェクトになっています。

その流れとJPYCが手を組むというニュースは、世界における仮想通貨市場は冬の時代においても着実に日本のデジタル通貨の環境が構築されているということは未来への大切な布石だと思います。

 AmazonがAI画像生成モデル「Titan」をリリース

Amazon joins AI image creation fray with new model

AmazonがAI画像生成モデル「Titan」をリリースしました。この機能を利用するには、Amazon Bedrock にアクセスする必要があります。Titan Image Generator が生成するすべての画像には、Amazonの独自の技術による 「目に見えない透かし」が自動的に施されるようです。

来年のアメリカの大統領選挙においては生成AIにより生成される情報戦争により、多くの混乱や議論が生まれると言われていますが、どのコンテンツにAIが使われているのか識別できるような仕組み作りや技術整備は重要になってくるので、気になったニュースでした。

最後に

12月は2023年を総括する内容が多くなりましたが、いかがでしたでしょうか?2024年も新しいトピックを定期的に更新していきますので、ぜひご覧ください。

※本記事では一部でChatGPT、Midjourney、DALL-E3などの生成AIを活用して作成しています。

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