1ヶ月で4回変わる?周期に合わせた身体と心のケア方法

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女性の体は、生理周期によってホルモンバランスが変化し、身体や心の状態も変わっていきます。そのため、生理周期に合わせた適切なケアをすることで、体調や気分を整えることができます。

そこで生理周期の4つのフェーズに分けて、それぞれに適した食事や運動、ストレス解消方法などを紹介しています。また、生理前や生理中の不快な症状についても取り上げ、ケアのポイントをご紹介します。

女性の生理周期に合わせた適切なケアをすることで、体調や気分を整え、健康的な生活を送ることができます。この記事を読んで、自分自身の生理周期を理解し、適切なケアをして健康的な生活を送っていただけたら嬉しいです。

4つの時期を解説、対処法

卵胞期(低温期)

別名キラキラ期とも呼ばれるほど、1ヶ月の中で最も心身ともに状態が良い時期とされています。

エストロゲン(卵胞ホルモン)という代謝を促し肌や髪の調子を良くするホルモンの増加により、肌のツヤも出やすく状態も良い状態でとても過ごしやすく感じる人が多いと思います。

ダイエットをしたい人は身体の状態も良く気分も落ちついているこの時期が最適とされていて、肌も安定的な状態なので新しいコスメを試したい方はこの時期がベストとも言われています。

排卵期(高温期)

排卵後の時期は心身共にグッと落ち込んでしまう人が多い時期になります。

個人差はありますがこの排卵時に痛みを感じる人も少なくはないとのことです。

一般的に、肌の状態も安定傾向にあります。肌のハリやツヤがアップし、シミやそばかすも薄くなることがあります。また、肌の水分量が増え、乾燥しにくくなるため、乾燥肌の人にとっても安定期と言えます。

黄体期(高温期)

特に精神的な不調が多く挙げられる時期になります。

卵胞期に増えていたエストロゲンがこの時期に急激に低下するのと同時に、幸せを感じやすいホルモン「セロトニン」がグッと急降下するため生理前である黄体期は非常に気分が不安定になりやすい傾向にあります。

怒りっぽく、イライラしやすくなるという心の変化が顕著に出やすくもあり、眠気や憂鬱感なども起きやすい時期です。

人によってはこの時期から生理前のPMSといった症状が出る人もいるので、自分に合った対処方法を見つけることが重要です。

  1. 健康的なライフスタイルの維持
    運動をすること、バランスの良い食事をすること、十分な睡眠を取ることは、PMSの症状を軽減するために重要です。
  2. ストレスの管理
    ストレスはPMSの症状を悪化させることがあります。ストレスの原因を特定し、適切なストレス管理の方法を見つけることが重要です。瞑想や深呼吸、ヨガなどのリラクゼーションテクニックが役立つことがあります。
  3. サプリメントの使用
    ビタミンB6やマグネシウム、オメガ3脂肪酸などのサプリメントが、PMSの症状を軽減するのに役立つことがあります。
  4. 医療的治療
    重度のPMSの症状を軽減するためには、医療的治療が必要な場合があります。ホルモン療法や抗うつ薬、抗不安薬などが処方されることがあります。

アロマ気分を上げるケア

そのほかにもセロトニンは太陽の光を浴びることでも増加するので、この時期に無理のない範囲で朝からお昼帯の時間での散歩などをしてみるのもいいかもしれません。

生理(低温期)

身体的な面では子宮内膜が剥がれ落ち血液とともに排出される月経が起こる時期です。月経に伴い腹痛、腰痛、吐き気、頭痛、食欲不信、疲労感などの諸症状が出やすい時期になります。

この内膜が剥がれ落ちる痛みを始め、ここに痛みを誘発する物質「プロスタグランジン」により腹痛が起こりやすくなります。

「プロスタグランジン」は子宮収縮を促して経血の排出をスムーズにしてくれるホルモンですが、分泌量が多すぎると収縮が強くなって腹部に痛みを誘発してしまいます。

また子宮だけではなく胃を収縮させる作用もあるため、胃の不快感と吐き気を伴うケースが非常に多くなるのも特徴です。

精神的では気分安定を促す「プロゲステロン」と、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が増えてくるため、黄体期に下がっていた気分が回復傾向に向かい比較的安定の時期に入ります。

身体を労わるケア

この時期の肌はとても乾燥しやすく、敏感な状態なので肌荒れがしやすい状態です。

またこの時期の体の冷えは直接月経痛にもつながりやすいので、特に体の内側や足腰、腹部をしっかりと温める必要があります。

自分の身体への理解を深めていく

過ごしやすい時期が1ヶ月に1度しかない周期や、月経の時期に振り回されてしまうということは女性なら誰しも通る壁になるかもしれません。

ホルモンバランスによる不調に「自分は今この時期だから体調が悪いんだ」、「この時期はこの対処をしたら少し過ごしやすくなる」などといった知識をつけておくことで、うまくコントロールしていくということにもつながります。

身体の仕組みを理解して状態に応じた対処法を持っておくだけで、波のある1ヶ月を繰り返していく上での心強い味方になってくれるはずです。

この周期も人それぞれに症状や特徴などに個人差があるので丸ごと自分を当てはめるというよりも、自分の身体がこの周期に合わせてどう変化してくかを観察して上手な付き合い方をしていくことがベストだと感じます。

この他にも多くのリフレッシュ方法やケアの手段があると思うので、是非自分自身に合ったケアを見つけて行ってくださいね。

参考記事:

https://seiritsu.jp/sickness/condition/detail01.php

https://www.elleair.jp/elis/elis_clinic/basic/basic2

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